鼻の整形で震え上がった弱虫

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鼻の整形で震え上がった弱虫

前回のあらすじ…
成人式で嬉しかった2つの事【自力で鼻を高くした結果】:
http://harb.xsrv.jp/storys17

 

本日の動画

 

美人と話したい

 

僕は成人式で自分から人に話しかける事ができたと言いましたが、
実はどうしても話しかけられなかった人達がいました。

 

それはいわゆる「美人」と呼ばれる人たちです。

 

彼女たちは、はたから見ていても外界へ放出しているオーラが明らかに違います。

 

僕みたいな小さな人間から見れば宇宙生物のように見える彼女たちに
積極果敢に話しかけていく猛者を見て本当にすごいと思いましたし、
話しかけること自体が男として純粋にカッコいいと思いました。

 

僕はなぜ「美人」に話しかけることができないのか。
どうやったらフレンドリーに話しかけることができ、そして
仲良くなることが可能になるのか、その方法をウンと考えました。

 

その中で「これだ!」と思うものが1つだけありました。

 

それは、「自分の鼻をさらに魅力的なパーツにすること」でした。
自分に自信をもたらしてくれた鼻を更にワンランク進化させることで、
もっと自分に自信が持てて、その結果フレンドリーに話しかけることも
できるようになるんじゃないかと思いました。

 

僕は高校生の時に出会った鼻を高くする商品のおかげで鼻を高くできました。

 

そして、実はそこで紹介されていたマッサージには裏技的なものもあり、
「だんご鼻を直す方法」も紹介されていました。

 

なので、実際僕は高校生の頃に、子ども並に低かった鼻と、鼻の先が丸くて
不格好なだんご鼻を直すことに成功していたんです。

 

だから僕は自分の鼻の形に満足していましたし、
周りからの評価も変わったことで二重に満足していました。

 

ですがある時フと自分の鼻と芸能人の鼻を見比べてみた時、
明らかに鼻の「魅力的な実力」が段違いに違うと感じました。

 

もちろん、目とか口元や輪郭に、自分と芸能人では天地の開きが
あるのはすごく当然の話です。

 

あくまでも、僕が男として自分に自信が持てる理由をくれた『鼻』だけに
限定した上で見比べてみたのですが、それでもまるでメジャーリーガーと
少年野球くらいのレベルの違いにがくぜんとしました。

 

僕はそれで自信を失ってしまったというよりかは、純粋に、
なんで同じ人間なのにこんなに違うのだろう?と思いました。

 

そこでまた分析をしてみたのですが、そこで分かったこと、
つまり僕みたいな平均以下の鼻の持ち主が、芸能人に見劣りしないような
鼻を手に入れるために何が足りていないのか、ということですが

 

まだまだ鼻の高さが足りない事、だんご鼻(鼻の先の丸い部分)を
もっと細くしないといけない事、この2つの問題を解決していく必要性を
僕は強く認識しました。

 

その時、僕は二十歳ですので、一番最初に鼻を高くする商品を購入してから
かれこれ5年以上、マッサージをしてきたことになります。

 

だから、もうその商品で紹介されているマッサージの方法だったりノウハウ
だけでは、もうこれ以上鼻の形を変えることはできません。

 

年齢も二十歳という事は、身長がこれ以上伸びる見込みがないように、
鼻の成長も同じように、これ以上高くなることはないのかな・・・と思いました。

 

鼻の整形で震え上がった弱虫

 

僕は整形をすることに何の抵抗も持っていません。

 

ですが、人にカミングアウトすることに恥ずかしさや後ろめたさを感じるので、
基本的に誰かにカミングアウトすることはありません。

 

僕は中学生の頃から二重まぶたになりたくて、ずっとアイプチを使っていました。

 

だから自分の目には満足していたのですが、このまま一生、アイプチを使い続ける
事を考えると気が重くなりました。

 

プールに行く時も温泉に行く時も、彼女とお泊りにいく時も、
アイプチの魔法が解けて一重まぶたに戻るというリスクを
ずっと考え続けなければならないからです。

 

なので19歳の時に二重まぶたの手術をしました。

 

そして今回もまた、同じように軽い気持ちで鼻の整形を考えていました。
自力でこれ以上鼻を高くしたり、だんご鼻を直す方法が無い以上、
もう整形するしかないじゃないか、整形して何が悪い?という感じで。

 

しかし、鼻の整形について調べれば調べるほど、おびただしいほどの大失敗の事例や
グロテスクな証拠写真が次から次へと出てきます。

 

情けない話ですが、僕は成人しているにもかかわらず、その写真の中に
自分の未来が写っている気がして思わず震え上がってしまいました。

 

そして、僕が鼻の整形を諦めた一番の理由は「自分の鼻の弱さ」でした。

 

幼少期の祖父の虐待の影響かどうかは分かりませんが、僕は鼻をちょっとでも
雑に扱うとすぐに鼻血がボトボト出血したり鼻づまりを起こしてしまうくらい
情けない鼻をしています。

 

だから鼻のマッサージも、色々な方法はあるのですが、
あまりワケのわからない刺激の強いマッサージやってしまうと
すぐに鼻血がこぼれ落ちてしまいます。

 

そんな弱い鼻に異物を入れてしまうのはやっぱり良くないし、
とても怖いことだと思い、泣く泣く整形を諦めることにしました。

 

天女の羽衣のような鼻への優しさ
そして
超がつくほどの
極点に至る次世代ノウハウをひとつだけ

 

僕には鼻の整形をする資格がないと分かり、かえって気分が楽になりました。

 

理想の鼻を手に入れる上で、整形に逃げ込むことが出来ないという事は、
自分で整形級の「別の何か」を探すしかないからです。

 

この世の中に魔法の薬のようなものがあるとして、
それを飲めば気分が楽になれるとしたら、誰だってそれを飲んでしまうと思います。

 

でも僕は、自分はその薬を飲めば死んでしまうと分かってしまったので、
開き直るしかなかったわけです。

 

とは言え、完全に開き直るには少しだけ時間が掛かってしまいました。

 

それまでの僕は「整形」という選択肢をやっぱり心のどこかで捨て切ることが
出来ていなかったからです。

 

自力で鼻をワンランク上げる方法を探す一方で、保険として「安全な整形方法」
を探しているような状況でした。

 

だけどそれは顔を右に向ければ左側の景色が見れなくなるのと同じことで、
まったく違うものをいっぺんに見ようとすること自体に無理があるのだと、
完全に開き直った後にようやく気付くことができました。

 

人の注意力や「ひらめき」と呼ばれるものは、他の選択肢を断ち、完璧に1つの事に
集中した時に進化が開始することを知りました。

 

アステカ王国を制覇した人物は戦争の直前に、自分たちが乗ってきた船を燃やしました。

 

彼は、辛いことがあれば船に乗って家に帰ればいいと思っている兵士の逃げ道を
完全に消滅させてしまいました。

 

そして僕はというと、「鼻の整形」という船に乗って、これから始まる自分との
戦争から逃げようとしていました。

 

だけど、幸運にも僕は自分の情けない鼻のおかげで船を燃やすことができ、
もう前を向くことしかできなくなってしまいました。

 

僕はこの数年後に、鼻が低くて団子鼻で悩んでいる人ならば誰もが驚くような
大発見をすることになります。

 

その要因は間違いなく僕の中の船が燃えたからです。

 

僕は自分で自分の船に火をつけられないくらいの臆病者でしたが、
気がつけば勝手に船が発火して全焼してしまいました。

 

本当に幸運な人間だと、いつも自分の運命に感謝しています。

 

 

団子鼻の完全攻略法

 

 

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